猫ちゃんと暮らしている方なら一度は、
「お庭で思いっきり猫ちゃんを日向ぼっこさせたい！」
「外の空気や、鳥さんを見せたり感じさせたい」
「安全に外で遊ばせたい」
なんて思ったこともあるのでは。
実は最近増えているのが、自宅のお庭に一緒に暮らしている猫ちゃんのためのエクステリアが欲しいというお問合せなんです。
そこで今回は、猫ちゃんのためのエクステリアのお話。
みなさんは、「ドッグラン」ならぬ「キャットラン」をご存じですか。
「ドッグラン」とは、ワンちゃんたちが自由に動き回れる広々とした施設。
ワンちゃんたちは、「ドッグラン」で社会性を学んだり、運動量を増やすことで健康になれたり、仲間のワンちゃんたちと思いっきり走って楽しんだりします。
最近では、お庭に「ドッグラン」を造る方も増えていますね。
一方、猫ちゃんたちは、もともと集団行動や知らない場所が苦手なこともあり、「キャットラン」はほぼ見たことがないのではないでしょうか。
まずは、施工の際に気を付けたいこと。
・猫ちゃんが安全に過ごせる空間にする。
・脱走しないような作り（フェンスの高さ、幅などを配慮）
猫ちゃんの種類や、体重が軽かったり年齢が若かったりするとジャンプ力も相当なもの。
そこで、猫ちゃんのエクステリアに使用するフェンスの高さや施工方法も猫ちゃんに合わせたものにしてあげることが大切です。
ここからは、使う部材によってデザインが変わったり雰囲気も変わるため、いくつかデザイン案をご紹介していきます。
①縦スリットを使ったスッキリとしたモダンデザインエクステリア
上記は、７㎝角の角材を使った縦スリットとタイルテラスのエクステリア。
縦スリットの隙間を猫ちゃんが出られない幅にすることで、脱走防止対策に。
猫ちゃんが柱によじ登れないので、施主様も安心して猫ちゃんをテラスに出してあげることが出来ます。
猫ちゃんたちは、適度な光と外の景色を見ることが出来るので心地よい空間に。
建物と同じ幅のテラスにすることで、広々としたエクステリアに。
上記写真右側には、門扉（２００ｃｍ）があるため、タイルテラスの床面をお庭の芝と同じ位置に低く設置することでテラス床から門扉までの高さをしっかりと確保しました。
タイルテラスに木目調のものを取り入れることで柔らかい空間に仕上がります。
引き違いサッシ窓からキャットランに行き来がしやすいよう、造作階段を＋１５ｃｍ、＋３０ｃｍと２段設けました。
引き違いサッシ窓に近い階段部分は、猫ちゃんが踏み台にしにくくするため、半分のみの施工に。
門扉をつけることで、お庭への行き来がしやすく。
門扉を無くすことも可能です。
②ブロックとフェンスを使ったナチュラルなデザイン
ブロックを積み、その上にフェンスを設置。
建物に合わせたホワイト系のブロックを積み、ホワイトのフェンスを設置することで、高さをしっかりと確保。
猫ちゃんたちのエリアをしっかりと隔離することで、脱走防止に。
フェンスの上部は、爪がひっかけられないよう隙間をふさぎ、フェンスの下の部分は、隙間を開けることで光が入るよう考慮しました。
ブロックの手前部分は植栽スペースにし、ちょっとしたガーデニングや、ロックガーデン、化粧砂利なども楽しめます。
猫ちゃんたちがいる部分は、タイルテラスにし、床面は＋１５ｃｍ。
猫ちゃんたちのスペース側には、掃き出し窓の半分のサイズの造作階段を。
ホワイト系の色でまとめることで、圧迫感を少なくしました。
③フェンスを使った広々デザイン
木目調のフェンスを使ったナチュラルなデザイン。
門扉（２０００ｍｍ）をつけることで、お庭への行き来をしやすく。
門扉側は、高さをしっかりと確保するため、芝とほぼ同じ高さにタイルテラス床面を設置。
造作階段の１段目の高さは、＋１５ｃｍ、２段目は、＋３０ｃｍ。
門扉側から脱走しないよう、掃き出し窓から猫ちゃんのスペースに出るための２段目の造作階段の幅を掃き出し窓の半分の長さにしました。
今回ご紹介したデザインの猫ちゃんのスペース部分は、すべてタイルテラスを使っています。
ウッドデッキも可能ですが爪がウッドデッキの隙間に挟まることもあるため、安全面と床面からフェンスや門扉までの高さをしっかりと確保できるようタイルテラスを採用しました。
タイルテラスは、掃除も簡単でメンテナンスが楽なのが嬉しいポイント。
タイルの種類も豊富にあるので、建物に合わせたり猫ちゃんの癒しの空間に合わせたデザインを選ぶのもオススメです。
いかがでしたか。
猫ちゃんのためのエクステリア。
猫ちゃんにとって快適なお庭づくり。
猫ちゃんの性格や体力面などをしっかりと考慮し、猫ちゃんに合わせたデザインもご提案できますのでご興味のある方はお気軽にご相談下さい。
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